介護福祉士として働くメリット
国家資格「介護福祉士」のメリット
「介護福祉士」の資格を取得するメリットは、「国家資格」の持ち主になれるという点です。一度試験に合格して介護福祉士になれば、自動車免許のように数年ごとに更新をする必要もありません。一生、国家資格の持ち主として介護業界で働く事ができます。途中で出産育児などのステージを迎えて介護福祉士としてのキャリアが切れてしまっても、時間が中に取れるようになれば、再び介護福祉士としてキャリアを再開する事ができます。また介護福祉士として介護業界で働くと、一般の介護職のスタッフに比べて給料が高くなります。資格所有者としての手当てがつく事もあります。責任が重くなりますし、スタッフや利用者から頼られる存在になりますが、仕事のモチベーションを高く持つ事ができます。
職場のリーダーになれます
介護福祉士は介護の現場でスタッフを取りまとめる「介護リーダー」として活躍する事ができます。介護サービス全体の質を上げるために介護福祉士をスタッフの中心に据える事を社会的に望まれているからです。国が実施している「介護福祉士修学資金等貸付制度」もその一環です。介護福祉士になるための育成機関で学ぶための費用が貸付され、一定の条件を満たせば免除になる事もあります。また事業所の中で役職を与えられ、管理職で働く事ができるようになります。指導者的な立場で仕事をしてみたい人におすすめです。
就職・転職に強いです
介護福祉士の資格を取得していると、就職時や転職活動時に強いです。介護業界にはまだ必要な数の介護福祉士がいないため、どの職場でも必要とされるからです。また介護福祉士は訪問介護事業所で「サービス提供責任者」にもなれます。就職先・転職先の幅が広く、職場を選ぶ自由も広くなります。介護福祉士として活躍し、さらに必要な勤務経験を積み研修を修了すると、「サービス提供強化加算」や「特定事業所加算」を受ける事も可能です。事業所にもメリットが大きいため、積極的に優秀な介護福祉士を集めたいと思っていますので、引く手あまたになるでしょう。
ケアマネージャーにもなれます
介護業界でキャリアアップするために、介護福祉士の資格は欠かせないものです。介護業界でさらに上位に位置する「ケアマネージャー」になるためにも介護福祉士の取得は不可欠です。介護福祉士の資格を取得して業務を5年間(900日)行うと、ケアマネージャーの受験資格を得る事ができます。ケアマネージャーになると、介護業務主体の介護福祉士とは違い、デスクワーク中心の仕事になります。介護施設の利用者に対する相談業務、関係機関との連絡や調整業務が中心になります。介護業界での仕事を一生の仕事にし、できるだけキャリアアップしたい人は、まず介護福祉士の資格を取得しましょう。