歯科衛生士として働くメリット
仕事と家庭が両立させやすいです
「歯科衛生士」は医療業界の中でも、特に働きやすい仕事です。まず看護師や介護士と違い、歯科衛生士の仕事には夜勤が存在しません。歯科診療所は基本的に予約制で診療時間がきちんと決まっています。医療施設のように急患が運び込まれる事も少なく、夜勤どころか残業や早出などのイレギュラーな出勤もほとんどありません。規則正しい生活を送る事ができるため、友達と楽しい時間を過ごす事もしやすく、恋人ができても恋愛を楽しむ事ができます。将来的に結婚をして出産をして育児をする事になっても、仕事と家庭を両立しやすいです。また歯科衛生士の職場の多くは歯科診療所になりますが、職場には歯科医以外は女性のスタッフしかいないので安心感があるでしょう。女性としての悩みを相談したり育児の相談をする時も相談相手が多いので心強いです。
就職しやすいです
ある調査によると、2015年の資格衛生士養成施設に寄せられた求人倍率は、実に18倍以上だったとされています。歯科衛生士の求人倍率は年々上昇しているのは、歯科衛生士を必要としている歯科診療所が多いのに、新卒の歯科衛生士の数が減少しているからです。歯科衛生士の資格を取得すれば、まず就職に困る事はないでしょう。他の職種に比べてかなり就職がしやすく環境に恵まれています。また歯科衛生士の職場は多く、全国各地で働くことができます。全国展開している主要なサービス産業といえば、「コンビニ」が浮かぶと思います。コンビニは現在5万5000軒程度あります。しかし歯科診療所は全国に7万近くあるとされています。住んでいる場所に必ずコンビニがあるように、自分が働きたいと思うエリアにはきっと歯科診療所がありますので、全国の好きな場所で働く事ができるでしょう。転勤が多い配偶者と結婚をした場合も安心です。
収入が安定しています
歯科衛生士の給料は、一般事務などの仕事に比べて高めに設定されています。職場によって違いがありますが、平均的には初任給が18万円から20万円、さらに年2回のボーナスが3、4か月支給される職場が多いです。就職先や転職先になる歯科診療所の数も多く、仮に転職をする事になっても、すぐに元の職場と同等の条件で再就職する事ができそうです。
将来性が高い仕事です
高齢化社会が進む日本では、今後ますます高齢者の数が増えていきます。高齢者の口腔内ケアができる人材の必要性が高くなりますので、歯科衛生士の社会的なニーズはさらに増していくでしょう。また歯科衛生士として介護施設で働くとケアマネージャーの国家試験を受験する事ができます。歯科衛生士としてキャリアを積むだけでなく、介護業界の管理職へステップアップする事も可能です。将来性が高い、将来の選択肢も広い魅力のある職業といえるでしょう。